公開

日本丸に引き続き短い期間に海王丸をも観る機会に恵まれた。
今回は船内の一般公開。
もちろん観るのは初めて。
 
帆を畳んだ状態の海王丸。
やはり先日観た日本丸の総帆展帆に比べるとちょっとショボイ。
それでもやはり帆船は美しい。
形やスペックは日本丸と姉妹船であることからほぼ同じ。

そしてこの船の船首像である紺青（こんじょう）。
 
海王丸の紺青は笛を奏でて嵐を鎮めると言われているらしい。
もう5年以上前になるが、富山湾で座礁事故を起こし大破したときには
その身を海に投じて船員の命を守ったとか・・・

いずれにしても過去には風の力のみで22ノット（40km/h）以上の最高速度を出したことがあり、日本が世界に誇る大型で高速の素晴らしい帆船である。

折角の一般公開なのに船内の写真アップしてないし・・・（笑）

総帆展帆

初めてセイルドリルを間近で見た。
船は日本丸Ⅱ世。
展帆開始は13:00ちょうど。


総帆展帆完了までは1時間ちょっと。
訓練20日目だと言う訓練生が、教官達の指導のもとで立派にやってのける。

青空に映える真っ白い帆が実に素晴らしい。
風向きが後方からだったら更に素晴らしかったことだろう。


太平洋上を風を受けて順調に進む姿が眼に浮かぶ。


太陽の下での後姿もナカナカ。
帆を張り終えてから30分ほどで、今度は畳帆が始まる。
その作業も1時間余りで終了。


最後に訓練生たちが甲板に整列しての挨拶。
未来の日本の海をしっかりと担って行って欲しい。
素晴らしいセイルドリルをありがとう！

フェアウェル

引き続き体験航海の模様を。
要救助者を艦上から担架でヘリに引き上げる訓練。


同じく引き上げ訓練。


そして訓練が終わりフェアウェル。
整列して別れの挨拶。
カッコイイ。


ヘリも至近距離を旋回しながらフェアウェル。


そして全メニューを終えて着岸。
実に楽しいあっという間の2時間半が終了。
海の男達に感謝！

接近

前々ブログで約束した高速機動航行訓練の模様をアップ。
まずは「でわ」。
右舷前方から高速で接近してくるが、入射角度は緩やか。



次は「しんざん」。
船が小さくなるにつれて、入射角度・接近度合いが激しくなる。



最後は「すぎかぜ」。
けたたましいサイレンを鳴らしながらの接近。
なんとなく尖閣での中国漁船の衝突映像を思い出す。
日本の海の安全を守る彼らの勇姿をちょっと垣間見た気がした。

せとづる

前ブログでは、高速機動航行訓練と書いたてしまったが･･･
スミマセンがもうちょっと先延ばしして・・・
その代わりにヘリコプター「せとづる」の登舷礼をアップ！



巡視船「ざおう」のすぐ横を高速・低空で通り過ぎて行く姿も大迫力！

ざおう

海上保安庁のPLH型巡視船「ざおう」の体験航海。
甲板上から見たPL型「でわ」、PS型「しんざん」、CL型「すぎかぜ」の登舷礼。
登舷礼を始めて見たが、乗組員が甲板上に整列した艦艇が目の前を通り過ぎる姿はかなりカッコいい。



さて次回はお待ちかねの高速機動航行訓練の模様を載せようかな・・・。
上記3隻の艦艇が「ざおう」の右舷前方から間近まで高速で接近し・・・。
お楽しみに。

ちくま

海上自衛隊の護衛艦「ちくま」の甲板上から、隣に停泊している護衛艦「おおよど」越しに見る護衛艦「ゆうだち」。
（手前に写っているのが、「おおよど」の甲板）
ついこの前まで、某テレビ局が空自のドラマを放映していたが・・・
説明をしてくれた「ちくま」の砲術士に、
「近いうちに海自でもPRの為にドラマや映画をやらないの？」
と尋ねたところ・・・
「広報係がしっかりと配置されている空自と違い、人材・機材不足などで日々の業務が忙し過ぎて、それどころでは無い。」と語ってくれました。
同じ自衛隊でも雲泥の差があるのかな･･･。

別れ・・・

僅か半日の滞在を経て・・・北の大地に別れを告げる。
デッキから離れゆく街の灯りをぼんやりと眺める。
そして暗い引き波に吸い込まれてゆくような錯覚に陥る。
しばらくして寒さに震え自らの部屋に戻る。
心地良いゆったりとした揺れの中で、北の大地で作られたビールを飲み干す前に、
強烈な眠りに誘われる・・・